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Time to say goodbye を聴きながら
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おびただしい量の洗い物をした

ここに映りきらない鍋も二つある





桑田さんのラジオを聴きながら溜まった洗い物に手をつけた
そして次回は「棚からCDを持ってきて掛ける」と語った

ふと私もこの頃聴いてなかったものを聴きたくなった
24枚入るCDケースを開けずに「上から3枚目」と決めた

すると サラ・ブライトマンだった

流して聴いて Time to say goodbye をリピートした

昨日私は少しだけ下血をした
下腹部にほんの少し重い痛みがあった

今日は殆ど無いが、そのお腹の感じは何か覚えがあった

大学生の時だ
今思えば自律神経失調症だったのだろう
いくつもの不定愁訴が出て、病院に行ったがなにも原因は出なかった
滅多に自分から病院には行かないほうだ
それほどけっこう来ていた

その沢山の症状の中に少量の下血があった
そして下腹部に少し重い痛みを感じた

総合病院で腹部を圧されて検査されたがその時は痛みは無かった
「痔でしょう」と先生と看護師に笑われた
だが、その覚えは無かった
そして原因が分からず困っている患者を笑う医者に嫌悪した

医者嫌いになった

それも東洋医学に行く切っ掛けだったのかもしれない
そうであるなら感謝だろう
今はもう嫌うこともないが


あの時の痛みと似ている
私はいま体はよくなってきているが
好転反応的に過去の状態が遡って出ているのだろうか
そんな仮説をたてる

もしそうなら受けれていけば良い

Time to say goodbye 

繰り返し流していると、昨日の事を思い出した
ボディワークのレポートを書くために、子どもに会いに行った流れで
元夫の身体を借りた

淡々とボディワークをしている時
「もうこの人を許そう」と思った

一度だけ暴力を受けた
その時初期流産をした
憎んで憎んで仕方なかった
新婚2ヶ月目のこと

もう思い出すことも無かったが
許してもいなかった

そのことをもう許そうと思った
ただ淡々と
それは私自身のためだ
私のこれからのためだ

互いに一人の人間として
ただ解放されるために

Time to say goodbye  を リピートしている

ふと
心音を確認した時の映像を思い出した
私のお腹の中ではじめて見たもう一つの鼓動


洗い物をしながら
崩れ落ちて泣いた


元夫を許した先には
私の中の悲しみがあった

その時のお腹の痛み
薄くわずかだけど止まらなかった出血

お腹の中で消えた心音

憎しみよりも深いところにあった感情
それは肉体の痛みにひっそりと寄り添っていた



つかの間に宿った
小さな光よ


女であれば
一生忘れることは無いだろう



Time to say goodbye



それでも
やさしく
さよならを言う時


わたしたちもまた
海に出るのだろう









by olivelight | 2009-08-16 02:29 | 感じたままに
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