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「虹が見えたよ」
週に一度 小学校2年生の息子に合う日

少し遅れて家を訪ねると
玄関を開けた息子が開口一番に言った

「お母さん 今日 虹を見たんだよ!」








少し遅れるという電話を家に向かう前にした
その時、息子が何かを最後に言いかけたタイミングで電話を切ってしまった

「しまった、遅れることに焦っていてちゃんと息子のペースを感じていなかった・・・」


虹を見た話を「へぇ~ すごいねぇ~」と聞いた後に
「さっき電話で なにか言いかけていなかった? お母さん間違えて切っちゃってごめんね」
トイレに入ろうとした息子は無言だった。
「あれ、そんなこと無かったかな?」と言うと

「あのね、お母さんに『虹を見た』って電話で言ってもよかったかな、て思ったの」


仕事中のお父さんにも伝えたという。
そして私にも言おうとその胸に虹をしまっていたのだ。



最初に虹の話を聞いたとき、息子の話を聞いてやろう、という気持ちだった。
ペーシングやラポールのような気分がどこかにあったかもしれない。

でももっと本当にシンプルに私の心のままで息子の話を聞いてやりたい。
息子はラポールを形成して欲しいんじゃない。

自分のお母さんに虹の話をしたがっているだけなのだ。

全ての学びを捨てても
この子の母親になっていたい
ただの平凡な母親に




あなたが見た虹が
私の心にも掛かりました


教えてくれてありがとう


学ぶほどに日常が愛しい

学びを忘れているほどに本当に大事なものだけが自分に残っている


リラックスして生きていれば
心にも大地にも虹が掛かる

日常という神秘と
平凡さという奇跡が
命の力と共鳴している


それが  生きている  ということなのかもしれない


雨上がりは
虹が掛かる




心の雨上がりにも  また




「虹が見えたよ」
by olivelight | 2009-05-09 01:34 | 感じたままに
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