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心砕け そして 受け取る

なぜか繰り返し思い浮かぶことがあるから
ここに綴ろうと思う



その人とは別れた後も私からたまに連絡をしていた
時々ふと今連絡を取ったほうがいいような気がする
という感覚に従いながら





私は未だその人を想っていたところがある
けれども出会いと別れに感謝をしていた部分もある

私の無意識に眠っていた沢山の痛みを思い出させ
通過させてくれたことを心から感謝していた

随分辛くさせる言葉も言った
相当怒られた
あんなに喧嘩をしたことはないというほど傷つけあった

そこに父への依存と憎しみと愛を投影しまくっていた



その人とあることでメールで話していた
短いやり取りの中、あることで私が感情的になった
急に上から目線でものを言われたような感覚になり、私の気持ちを訴えたくなった

そのことが過去のやり取りを彷彿とさせる引き金になった

私は私が受け取ったら納得するであろう表現で謝りのメールを入れたが
それは受け取った相手には、逆効果のものであった

私はその人との出会いの中の出来事に、答えを見出し、感謝をしていた
責めるつもりは毛頭無かった
心から侘びを入れたつもりだった

けれども、返信は
距離を置いてほしい
という趣旨の短いものだった



その時



心が爆破されたように砕け散った

その破片はもう遠く飛まつになって
とても集められないほど木っ端微塵だった

ポカーンとただ空白になった


そして

大声で泣き始めた

慟哭というものはこれか、という声が体から出た

タオルを噛みながら
太く大きな声が出続けた

頭は停止して
ボロボロと涙がこぼれ落ち続けた

ショックで停止した意識の中で
なぜかネットの占いやオラクルカードを機械的に引いていた
頭の空白と涙と機械的になにかをし続けている

何かをしてないと 変になりそうな気がした
あまりのショックに意識は何も受け止められない

止まったら狂ってしまう
意識を取り戻すまで
呆然としながらただただ泣き続ける自分を
無意識の自分が面倒をみていた

数分の間そうしていて
この感覚は何かに似ていると想った
この感じは初めてじゃない・・・



父だ



父に殴られたときのショックだ


幼い日に私が木っ端微塵になったのだ
その感覚を今私は味っているのだ

幼き日の私が狂ったように泣き叫んでいる
あの日あげたかった大声を今あげている

私は本当にショックで
自分の心が吹き飛んでしまった


私の心が


そして
呆然とし朦朧としながら
とめどなく泣きながら
ふと
再び片づけが止まっている散らかった部屋を眺めた


この部屋は私になにをもたらしているの?
もう死ぬことから庇ってくれているのはわかっているのに
なぜ私はまたこうしているの?

呆然としたままそれを想った
棒読みのような心の中で

すると在る記憶が蘇った

生きていたときの兄の部屋
兄の寮に鍼をしに行っていた
暑い夏
兄が小さな電気コンロでうどんか何かを茹でてくれた
部屋の中
下着姿の兄
散らかった部屋
引きっぱなしの布団



あぁ
この部屋は 
兄の部屋のようじゃないか



私は無意識に兄を慕い求めていたのか


また涙が溢れる
さっきとは違う涙が

すると
ずっと離れていた在る感覚が手に蘇った

鍼をもっていた私の手
兄の身体に触れ、治療をしていた私の手

ただ兄が少しでも楽になるよう
良くなるよう思ってただ一生懸命
鍼やお灸やアロマをした
フラワーエッセンスも使っていた
私にできることをただひたすらに投入していた

あの感覚が
兄の感触と共に
あの部屋の中で胡坐をかいて
うどんを茹でてくれていた下着姿の兄の映像と共に

その兄とは二度と会えぬ寂しさと共に



私に治療者だったときの感覚が

蘇ってきた
 

封印されていた
涙と痛みと共に








どこに行く必要も無い

なにになる必要も無い

私の持っているものは

痛みの中にちゃんとしまわれていた


オルゴールの蓋をあけるように
痛みが開かれたとき
それは鳴り出した


とてもとても静かに





学ぶとは素晴らしい

知識は人を自由にする

私は沢山学んだおかげで

この無意識の扉を開けられるほどに

成長していたのだ



そして痛みの奥にあった光を受け取れば
そのギフトの尊さに感謝が湧く



痛み多きことはありがたきことだ

こんなにも必要なものをもたらしてくれる

わたしはただ感謝を想うばかりだ



ありがとう



I love you,
I'm sorry,
please forgive me,
thank you.




一昨日買った ホ・オポノポノ のことが書かれた本にある言葉
(『ハワイの秘法』)

2年ほど前から時折、辛いときにこの言葉は言っていた
今までは、今の自分の苦しみを少しでの軽減するために
そして唱えている間は忘れられる
という動機が正直なところだった


さまざまな学びを受け取っている今
新たな気持ちでこの言葉と深くしみじみ出会っている

「自分と世界は一つなのだ」

本に書かれた言葉が
温かく通う血潮のように感じられる

痛みを痛みのままに感じられるようになった今
それが感じられる


私は生きてきてよかったなと思う

そして私しかない歩みがこの地球にはあるだろう

それを丁寧に歩むのだ

この言葉を共にしながら




I love you,
I'm sorry,
please forgive me,
thank you.




この言葉で清められた心の空間が
映し出すのは
私が見ている世界だ

清める という言葉は 伝えずらいものがあるが
自分の外側に在ったように感じられた硬いものが
自分の中で融合的に細かい粒子で、そう電子や原子のような
そんなレベルで互いに同質化するような感じだ
私の感覚では

そしてその時 自他は無く
外側の原因で起こっていたと感じられる痛みも
私の中で溶け込まれる

そう、それは なんだか重くて動かないものが
細かくて明るい白いものに変容し
 「清められ」たような感覚

浄化というのとは違う感じ
満たされた無意識的な統合
に近い

あくまで私の感覚
本も熟読しているわけではない

ただ
今必要なときに必要なものと出会い
深い納得と安らぎが私を満たしている

そして私は
痛みを感じられたことに感謝している

無意識の叡智の計らいに
宇宙の恩恵に

この魂の分かちあいに




私は感謝している




I love you,
I'm sorry,
please forgive me,
thank you.
by olivelight | 2008-09-04 02:12 | 感じたままに
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