揺れる水面(ミナモ)に風が描く 変わりゆくその形を もしも水が抗い続けるなら 自然の描き出す均衡の美は 消えるだろう 心の水面が揺れる時 耐えきれず それを止めようと抗いたくなる しかし 水は風が吹けば変わる その水面に描かれしものを受容する ならば 水であることを受け入れ 風に吹かれよう その時 揺れるがままに描かれた水紋が この風でしか描けない美だと気がつく 水は揺れるのが実相 風の吹くままにその身を預け ならば 吹かれよう 命が描く水紋 風に吹かれて 描かれよう 揺れる水のそのままに 描かれる心の水紋 この風に吹かれよう
by olivelight
| 2008-05-24 13:39
| 言の葉
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